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現代“会社”用語の基礎知識 1

社会人になってはじめて見聞きする言葉ってありますよね。
最初は「これはどんな意味なんだろう??」と頭にハテナマークが浮かんでも、いつの間にか使いこなしていたりするから、人間の順応性ってすごいです。

そんなわけで、今回は摩訶不思議な“会社”用語の数々をご紹介したいと思います。

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てれこ 【テレコ】

逆になっている状態、互い違いになっている状態。
「テレコにする」で、逆にすること、入れ替えること、交互にすることなどを指す。元々は歌舞伎用語であり、2つの筋を1つの脚本にまとめて交互に進行することを意味する。

業界によって使用されるシーンは多種多様であり、さまざまなモノコトに対して適用される。
たとえば、広告業界では、2つのTVCMを交互に流すことや、資料に記載されている項目を入れ替えることなどを指す一方で、運送業界では、荷物をあべこべに配送してしまうこと(Aさん宛の荷物をBさん宅へ、Bさん宛の荷物をAさん宅へそれぞれ配送してしまうこと)などを指す。


〈用例〉

「マニュアルに記載する順番だけど、これとこれはテレコにしたほうがいいかも。」

「つまり、我々が気づかないうちに、“黄金のイルカ像”が偽物とテレコにされていたということかね?!」

「これってもしかして…」「俺たち」「私たち」「テレコになってるーーーー??!!」

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フィックス 【fix】

英語をカタカナ表記した言葉で、「確定」の意。
業務上のさまざまな事項が決定した場合や、決定させないといけない場合に用いる。

「今後の変更はナシ」という意味ではあるものの、実際には、エラい人の鶴の一声やちゃぶ台返しなどでフィックス後に変更になることも多い。「本当の本当に今回で確定です!」ということを強調するために、最終フィックスという表現が使われることもある。

別に日本語でよくない?と思わせる“会社”用語の1つ。


〈用例〉

「デザインがフィックスしたのでご連絡いたします。」

「おお勇者よ、そなたが真の“選ばれし者”なら、その岩にフィックスされた伝説の剣を抜くことができるであろう。」

「レインボーブリッジ、フィックスできません!」

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てんかい 【展開】

情報や資料を他の人に渡すこと。
メールにファイルを添付して送ることも「展開」であるし、紙の資料を部署内で回覧共有することも「展開」であるなど、オンライン/オフラインを問わず、さまざまなシーンで多用される。

他部署へ展開することを、横方向への展開という意味で「横展(よこてん)」と表現することはあるが、上司や部下など、縦方向への展開を「縦展」と表現することはない。もちろん、「斜展」もない。

また、圧縮されたファイル(zipファイル)を元に戻すことを「展開」ということもある(「解凍」ともいう)。


〈用例〉

「先日ご依頼いただいた資料を添付にて展開いたします。」

「ポテトサラダをつくり過ぎたから、ご近所さんにも横展しよう。」

「あたしが採ったトウモコロシお母さんに展開するの!」

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めりでめ 【メリデメ】

メリット/デメリットの略。
意思決定をするにあたって、各選択肢のメリットは何か、逆にデメリットは何かを書き出して明らかにしておくことを「メリデメを整理する」と表現したりする。また、メリデメを整理したものは多くの場合、表形式をとることから「メリデメ表」と呼ばれる。

メリット/デメリットがはっきりしているケースにおいても、メリデメを整理することが求められたりするが、意思決定を先延ばしするための時間稼ぎが目的ということも多い。


〈用例〉

「クライアントに決めてもらう必要があるから、次の打合せに向けてメリデメを整理しておこう。」

「大きなつづらにするか、小さなつづらにするかを決めるために、取り急ぎメリデメ表をつくりますじゃ。」

「メリデメを整理したところ、逃げるは恥だが役に立つようです。」

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